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「海辺の生と死」  

映画「海辺の生と死」観に行ってきました(大阪梅田)。
作家の島尾敏雄と妻のミホの結婚前の話がベースになってます。
大東亜戦争末期の奄美群島、加計呂麻島での話です。
ヒロイン大平トエ(満島ひかり)は島に駐屯してきた海軍特攻艇隊の隊長、朔中尉(永山絢斗)と出会い恋に落ちます。
2時間以上ある映画ですが、ほぼこの二人中心に話が展開していきます、恋愛映画はほぼ観ないので途中で眠くなってしまった・・・。
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チラシ

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パンフレット

ヒロインのトエがとにかく激しい。
御互いの想いを確認した後は朔よりトエの方が積極的です。
トエの朔への想いが強すぎて怖いくらい。
あの頃は今みたいにモタモタした恋愛してたらあっという間にタイムオーバーになってしまうので一気に燃え上がるパターンが多そうな感じがします。
トエも夜、海岸沿いの足場の悪い岩場を通り潮が満ちた海に入り泳いで逢瀬の場所に行きます。
朔の事を「隊長様」と呼んで、何というか恋愛もあるだろうけど心酔してるというか、この人の場合愛と狂気が背中合わせっぽくて・・・可愛いんだけど一歩間違えたら怖い女みたいな。
だからこそ朔の出撃を見届けたら自分も命を絶とうという愛し方をできるんだろうけど。
ラスト近く、朔の出撃を知ってトエは身を清め母の形見の喪服を着、懐剣を胸に朔の元へ逢いに走ります、砂浜で朔と抱き合いますが、出撃が迫っているため朔は戻らなければなりません。
「心配しなくても演習だから、大丈夫だから帰りなさい」と朔はトエに嘘を言います、今更そんな嘘は通用しないのでトエは朔に抱き着いて離れようとしません。
「征かないで、征かないで、死んだら嫌!!」と泣いて離れないトエ・・・離したら最期もう終わりです、離せるわけがない。
止めてもどうにもならないのは解るし、泣いても喚いても相手を困らせるだけなのも解る、朔だって生きることができるならそうしたいはずだし・・・。
離れがたいけれど朔は隊長として長時間持ち場を離れることはできないので、トエに戻るよう言ってその場を去ります。
砂浜に泣き伏すトエ・・・朔の足跡がついた砂浜の砂すら愛おしくて着物の胸元に入れるという行動は本当に狂おしいほどに愛してるんだと。
朔に抱き着いて「死なないで下さい」と言うトエの叫びはあの頃、夫や恋人を戦争にとられた女性共通の叫びだったんだろうなと思うとさすがに鈍い私でも涙。
この愛の先に待ってるのは・・・。

島の人達は、軍人らしくない朔の事を皆慕っています。
子供と歌を歌って遊んだり、部下にも横柄な態度はとらない、紳士だから・・・でも私にはそれはこの人の士官としての自信のなさからくるものもあるんじゃないかと思う。
元々、大人しい温厚な人というのもあるんだろうとは思うけど。
映画の中でも「命令されることは何でもないけど命令することには苦痛を感じる」この言葉が全てを物語ってるように思います。
朔は予備学生士官です、本来なら上に兵学校出の士官が隊長として就いて、朔は分隊士で2番手のはずなのですが兵学校出の士官の着任が遅れ朔が隊長になってしまったという不幸・・・。
部下には古参兵もおり扱いづらい、何年も海軍の飯食ってる部下たちに比べて朔は大学を出て海軍に入り短期で士官、別に予備士官に罪はないけど、まぁいろいろと大変だったようです。
トエとの事も部下達は黙認してくれてたけど何か揉め事があったときに古参兵から「島の女と不適切な関係(映画の中ではもっと下世話な言い方でしたけどね)、これだから学生上りは」と言われてしまう。
ストレス溜まりまくりの日常、「出撃命令が出たら真っ先に突っ込むから」と自棄気味、そこにトエとの恋愛が絡んでくるのだからもう何というかがんじがらめ、もし、兵学校出の士官が着任してたら多分トエとの恋愛はなかったのではないかと・・・上官は部下みたいに見て見んふりはしてくれないと思う。
そんなことを考えたら、運命?なんでしょうね、でも近々死ぬと決まった人間に愛という試練を与えるとは神も随分残酷なことするなと思います。

戦時中のドラマや映画に出てる今の俳優さんて顔が何というのか緊張感のない顔というのか・・・。
サクラ花の大和田健介の時にも感じたのですが平和と顔に書いてあるような顔?
実際平和しか知らないのだからそういう顔なのは仕方ないかとも思うんだけど
実際に死と隣り合わせの日常なんて今の日本じゃ経験することもないだろうし。
原作の朔は昼行燈みたいな隊長さんだそうですが、昼行燈でも始終ボンヤリしてるわけではなかろう。
大坪というトエと朔の、メッセンジャーみたいな兵隊がいたのですがこの彼も全然緊張感のないタイプでした。
駐屯地がのどかな島だからかとも思ったりしたけど、敵の空襲なんかもあるわけだし・・・。
永山絢斗はあまり演技が上手くない?出てきて話した瞬間から、台詞が棒?話し方のせい?
初めて見たのは「聖女」というドラマだったけどそんなに演技ができないという感じしなかったけどな。
今回の役柄は年相応の役だったけど・・・。
見た目は背が高くてすらっとしてるから第二種軍装がよく似合ってました、ほとんど三種での出演でしたけど。
軍服は2~3割増しに見せてくれると言いますが海軍の第二種軍装は5~6割増しに見せてくれるんじゃないかと思います。
満島ひかりは不思議な雰囲気の女優だなといつも思う、好きでも嫌いでもないので出演作品は見ないけど(昼ドラに出てた時は見ました)。
衣装が戦時中らしくないデザインでした、ブラウスとかワンピースなんて今のデザインじゃないかと思ってしまった。
二人の身長差のバランスは良かった、抱き合うシーンでトエが朔の首に腕を回すときに背伸びするところなんかは絵になるなと。
あまり身長差がないのもおかしいし、差があり過ぎてぶら下がってしまうのも変だと思うので。

今日は一番の上映時間(11:55~)に間に合うよう用意していたのですが忘れ物をして電車一本遅らせたのが失敗。
田舎は都会と違って電車1本遅らせたらもう後の予定はグダグダになります、解ってたはずなのに忘れ物する馬鹿です。
着いたのが上映10分位前でもう満席立ち見しかないと言われ、2時間以上も立ち見なんてできないので次の回にしたのですがこれが14:50~で。
私が観に行く映画はいつも客がほとんどいないので、今回出演してるのが今人気のある俳優だとしても平日だし大丈夫だろと思ってたのですが甘かった。
私が観た回も満席でした。
戦時中でも恋愛映画なら若い人も観るんですね。
近くなら見るのやめて後日もありですがわざわざ大阪まで来てるのにそれもなと思い、席の予約を取って時間潰しました。
妹のところに行こうかなとも考えたのですが駅から少し歩くので面倒になって止めました。
歩き回って時間潰して、映画見て終わったのが17時とっくに過ぎてたし、帰宅したのは21時過ぎでした。
明日は仕事ですが昼から出勤のシフトなので助かった。
良い映画ならもう一度観てもいいかなと思ってたのですが、今回だけでいいです。
来週また大阪に映画観に行きます今度はドキュメンタリー、桜花の映画です。
私にはこっちの作品の方が合ってるかも恋愛映画は向いてない。
狂おしいほどの愛は若い頃なら憧れもしたでしょうがさすがにこの歳では・・・想い重いわ。
若くてもどうだろう、何もかも相手に捧げて(命だって)想って尽くすトエみたいな生き方は私にはできないな。

朔中尉が搭乗して特攻することになってたのは、
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震洋です。
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横から。
今年の2月に靖国神社の遊就館で撮りました。
あまり大きくないボート?です。
ベニヤ板でできたボートと聞いたことがあり、「ベ、ベニヤでできたボートで特攻って!?」と驚きましたが、実際はコンパネみたいな厚みのある板だったそうです。
それでも板ですが

拍手お礼は続きより
リデルさん
リカちゃんサイズじゃないですよ、27㎝のです。
前に買った色違いも短かったです。
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