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NHKスペシャル「戦艦武蔵」  

何だろう・・・戦艦武蔵・・・のはずがフェルディナンドという名の牛の話?が印象に残ってしまいよく解らない結果に。
武蔵は話のとっかかりにすぎなくて後半、牛の話に比重を置きすぎてそうなっちゃったんだろうけど、真中俊之少尉の自分もこの牛のように平和に静かな人生を送りたかったなぁという思いは他の人にはどうかは判らないけど私には切なく深く心に響いてきたのでそれはそれで良かったのではないかと。
真中俊之少尉は予備学生士官だったのでガチガチの軍人的な考えの持ち主ではなかったようです、の割りに前半結構残酷?な選択をしたりますが、これは二者択一を迫られた結果仕方のないことだったのかもしれません。
いろいろ思うところはないでもないけど、極限状態を味わった事のない人間があれこれ言うのもおかしな事だと思うので。
どちらかの命を選ぶしかないというなら昨日今日部下になった人間より長い時間一緒に過ごしてきた部下を選ぶのは人情としては仕方のないことなのかも。
何事も平等などということは建前であって実際は有得ない気がするので追い込まれれば尚更。
武蔵が沈没したことを国民に隠したい軍は生存者を激戦地へ置き去り?(生存者の口から沈没が漏れるのを恐れそれを防ぐ為に)。
沈没時は生存者も半数程度いたようですが、内地へ帰る輸送船が沈められたり陸戦で亡くなったりで最終的には400弱程度の生存だったよう。
内地への輸送船に乗るにしても上の士官からで順番待ちをしてるうちに輸送船が敵の魚雷を受けて沈んだりして内地に戻れなくなってしまったのかも。
乗組員が内地に戻っても武蔵が沈んでその乗組員だったことは話してはいけなかったようですが。
国民に真実を隠す為にミッドウェー海戦で戦った戦闘機の搭乗員を軟禁状態にしたという話もあるので武蔵の生存者も最終的には置き去りも満更嘘の話でもなさそうな気がする。
陸軍が荒っぽくていかにも悪く言われてるけど海軍もたいがいえげつないなと思うし、海兵出の士官への待遇は良かったみたいですが下士官兵には結構酷い扱いだったみたいです。
艦に乗ってたはずが激戦地の地上部隊に混ぜられてせっかく助かった命もほとんどの方がそこで落とされてしまったようです。
真中少尉も地上戦で足を負傷し歩けなくなっていた為に撤退(もうほとんど敗走か)することができずその場で自決するしかない状態に。
頭に負傷しているものの歩ける部下に「捕虜になってもいいどんな手段を使ってでも日本に戻れ」ということと「海で見捨ててしまった兵の供養を頼む」と言い残し他の歩けない負傷兵と共に手榴弾で自決します。
部下に「どんな手段を使っても日本に帰れ」というのも予備学生士官だからこその命令なような気がします、海兵出の士官はまず言わないであろう言葉なような気がする。
部下にフェルディナンドの話をしているときに自分の事を「俺」と言いかけて「僕」と言い直す場面があったのですが、軍隊に入ったら自分は俺、相手は貴様と言う様に指導されます。
俺から僕に言い直したときに私が思ったのは、この人は時代がこんなじゃなかったら暴力的に人と争うような生活には無縁な人だったろうなと。
予備士官になったのも時代がそうだったからであってこの人自身は死ぬ瞬間まで海軍というものに馴染めなかったのではないかと。
皆が皆そうではなかったろうけど、「別にアメリカやアメリカ人が憎かったわけではない、ただ国同士が戦っていて負ければ自国がだめになるその一心で戦っていただけだ」という元予備士官の人のインタビューを読んだ事があります。
なので鼻歌も口ずさむ歌も英語の歌で、それを海兵出の士官に聴かれた日にゃあぶん殴られるというね。
身分は海兵出の士官より下だけど下士官兵よりは上というものだったので苦労も相当なもんだったと思います。
話は逸れてしまいましたが、
部下は日本に戻り(どういう手段で戻ったのかは不明)そこから長い戦後を生きます。
その部下は17歳で真中少尉に嫁ぎ18歳で夫を亡くし忘れ形見の息子を女手一つで育て上げた奥さんに真中少尉の最期を話すのですが聞いてて辛かった。
奥さんにしたら聞きたいような聞きたくないような話だったと・・・命日も戦死公報には3月11日と書かれてたのが本当は2月27日息子の誕生日でした。
息子がこの世に誕生した日に夫が死んでいた、しかも自決って・・・。
自分が奥さんの立場だったら夫の最期を聞かされただけで怒りと悲しみと悔しさでそれをどこにぶつけたらいいのか判らずに号泣どころか泣き叫ぶわ。
ラスト、孫娘に真中少尉の奥さんが「(息子に)ああいう(父親の)最期の事を話すのは可哀想な様な気もするし・・・フェルディナンドの話はしたい、それと・・・2月27日・・・の事は話す、あんたの誕生日はお父さんの亡くなった日だって事・・・」それきり声を詰まらせて静かに悲しみに耐えている姿が印象的でした。
この人は今までの人生もこうして静かに涙を流して生きてきたのかなぁなどと思ってしまった、ドラマなのでその先も後もないわけではあるけれど。
命令したりする人間にとったら顔も名前も判らないただ駒を動かすような気でいてるのかもしれないがその人を唯一無二の存在として愛し大切に思って生きている人間もいるのだ。
そんな人達は持って行き場のない怒りや悲しみを生涯抱き続けていく、戦争だったのだから、仕方がなかったのよと自分に言い聞かせて。

戦艦武蔵は引き上げられる予定はないようです。
見つけたのも米国人だし、日本は一切関る気もないようですし。
艦長の息子さんは墓標のようなものなのでそっとそのままにしておいて欲しいというようなことをおっしゃてたように思います。
父である艦長は艦と共に沈み、長兄は戦闘機搭乗員でしたが戦死しています。

ドラマの出演者は石原さとみや渡辺美佐子と演技派の方が多く出ていたけれど、勝地涼の役は別になくてもいいんじゃないかと思ってしまった。
勝地涼がだめなわけではなく(好きですよこの俳優さん)。
役にはまってたのは真中少尉役の吉沢悠だと思う。
実年齢は役より12歳も上でもう少し若かったらと思うけど・・・おっとりというか柔らかな雰囲気が予備学生士官に合ってたなと。
これが予備学生士官じゃなく海兵出の士官役なら違和感があったかもしれないけれど。
海軍の第二種軍装がとてもよく似合ってたな。
当時の日本にはあそこまでスタイルのいい日本人は少なかったと思うけど。

でも戦艦武蔵が何故に牛・・・。
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category: ドラマ

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